欧州サッカーは格差がさらに拡大。加速するビッグクラブの成長 (6ページ目)

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中山 たしかに! アトレティコとユーベのグループも、リバプールとナポリ(イタリア)のグループも、初戦で直接対決のカードが組まれています。このスケジュールの組み方には、何か恣意的なものを感じますね(笑)。

<画期的だった南野のリバプール移籍
プレースタイルはチームに合っている>

倉敷 UEFAもいろいろ考えているんですね(笑)。

 最後に、日本人選手の活躍ぶりにも触れておきましょう。今季はガラタサライ(トルコ)の長友佑都、ゲンク(ベルギー)の伊東純也、そしてザルツブルクでは南野拓実が活躍してくれました。3チームともグループステージで敗退してしまいましたが、南野はCLでの活躍が認められた格好でリバプールに移籍を果たしました。これはすごく画期的なことですね。

中山 リバプールは現世界チャンピオンなわけですから、これは2012年の香川真司のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)に匹敵するか、それ以上の大きな移籍だと思います。

小澤 長友と伊東はチームのパフォーマンスに引っ張られる形でよさを出せませんでしたが、南野は違いを見せましたからね。このところ日本代表でのパフォーマンスも突出していた印象がありましたし、この移籍は彼の成長の証といえるでしょう。

中山 プレースタイルとしては、南野がユルゲン・クロップ率いるリバプールに移籍することは頷ける部分がありますよね。彼は生粋のゴールハンターではなく、ハードワークしながらポイントポイントでゴール前に顔を出してシュートを決められる。ザルツブルクのような攻守の切り替えの激しいサッカーのなかで運動量も落ちないので、クロップのサッカーには適した選手だと思います。これまではCL予選で負けていつもELでプレーしていましたが、6年目にしてようやく手にしたCLのチャンスをものにした格好です。

倉敷 ザルツブルクというクロップの好きな、戦えるタイプのサッカーをするチームでプレーしていたことも大きかったですね。

中山 あとは、入ったあとです。アメリカの大学じゃないですけど、むしろここからが本当の勝負ですよね。

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