シメオネ監督も太鼓判を押す
ジョアン・フェリックスが学ぶべきことは

  • ジョゼ・カルロス・フレイタス●文 text by Jose Carlos Freitas
  • 竹澤 哲●翻訳 translation by Takezawa Satoshi

 しかし、アトレティコのシメオネ監督は、ジョアンの将来に関してまったく不安を感じていない。シメオネ監督がアルゼンチンのFOXスポーツに語ったコメントはとても興味深いものだ。

「ジョアン・フェリックスが(アントワーヌ・)グリーズマン(今季バルセロナへ移籍)の交代要員? たしかに彼はそのためにがんばっているし、彼もグリーズマンに代わるオプションのひとりでもある。歴史的にアトレティコはこれまでも若い選手を獲得して育ててきた。オブラクがチームに加わった時は、現在のようなオブラクではなかった。そのことは育成から上がってきたリュカ・エルナンデスの時もそうだったし、グリーズマンが加わった時も、現在のようなグリーズマンではなかったのだ。我々はタレントのある若者、そして我々の考えを吸収できるような若者が欲しい。そういった若者が将来に向けて成長するように、我々は育てているのだ」

 ジョアン・フェリックスがグリーズマンの代わりに留まらず、さらに超える存在にもなる日も、それほど遠いことではないかもしれない。

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