「メッシ依存症」からの脱却なるか。献身的なシャイボーイがカギを握る (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO



 もっとも、押し込まれるなかで投入されたワゲが最終ラインに吸収され、5バックになるシーンが目立ったことからすると、それが付け焼き刃の采配だった可能性は高い。少なくとも、今後につながるオプションにはなりそうもない。

 チャンピオンズリーグでは首位通過を果たし、国内リーグ戦でも現在首位に立つバルセロナではあるが、今季指折りの内容で勝利したこの試合を終えても、まだ不安が解消されたとは言い難いものがある。

 その意味でも、今週末12月1日のアウェーでのアトレティコ・マドリード戦と、12月18日に予定されるホームでの「クラシコ」レアル・マドリード戦は、今後のバルセロナとバルベルデ監督の行方を占ううえで極めて重要な試合となるだろう。

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