CL優勝を狙うパリとユーベに、この先必要な進化とは? (6ページ目)

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中山 僕が見ていて面白いと思ったのは、最近サッリが右サイドバックにフアン・クアドラードを使っていることです。あの発想は、サッリならではですよね。

小澤 クアドラードはいいですね。1対1にも強いですし。

倉敷 ダニーロ、フェデリコ・ベルナルデスキ、それにエムレ・ジャンもいますから選手層は厚いですね、バリエーションも豊富と言えそうです。課題は、クリスティアーノ・ロナウドの使い方です。マドリーがやっていたように、ロナウドを完全なゴールマシンにしたほうがよいのではないでしょうか?

 個人的にはセンターフォワードはイグアインやディバラではなく、ロナウドにするべきだと思っています。それを支えるだけのメンバーもいるので、サッリがどのように考えるかを興味深く見ています。

中山 サッリはメンバーを固定する傾向がありますけど、さすがにユーベでそれはできないでしょうから、ある程度の使い分けをするでしょうね。そうすると、監督としてのサッリがまた進化する可能性はありますよね。

倉敷 ナポリ時代のアランやジョルジーニョの代わりは見つけられそうですが、サッリはまだマレク・ハムシクの代わりを探していると思っています。果たしてそれが誰になるのか? ユベントスは中盤の構成力や強度という部分では、他に引けを取らないのでロナウドがゴールを量産するようになったらCLベスト4以上の力がありますね。

 サッリとユーベがこれからどのような進化を遂げていくのか楽しみに見ていきましょう。

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