雑念消えたレバンドフスキが改心。今季最大の「補強」も効き絶好調だ (4ページ目)

  • 鈴木達朗●文 text by Suzuki Tatsuro
  • photo by Getty Images

 何よりも、自身がチームに骨を埋める覚悟で動くのを自覚したことで、自他のミス後のゲーゲンプレッシングにも労を惜しまない姿が見られるようになった。CLのレッドスター・ベオグラード戦での2点目は、まさにシンボリックな形での得点だ。

 バイエルンでリーダーの一人としての自覚を強めたレバンドフスキ。自身の将来について腹を括り、雑念が消えたことで"余裕"を持てるようになった。エゴイストから脱却し、チーム全体を見渡せるようになったことで、チーム内にもポジティブな影響を与えている。こうしてチームの歯車が噛み合い始め、レバンドフスキ自身の得点チャンス量産につながる好循環ができている。悲願の欧州制覇に向けて、欧州屈指のストライカーは好スタートを切った。

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