替えのきかない酒井宏樹。
不動の右SBが守備に安定をもたらす

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 注目は、上海上港を離れてから約1年半も浪人していたビラス・ボアス新監督の手腕と、夏にチームを去った守備の要ルイス・グスタボ(現フェネルバフチェ)に代わる新リーダーの登場だ。とりわけマルセイユの守備陣は、勢いはあっても落ち着きが欠けているだけに、プレーで最終ラインを安定させる駒が強く求められる。

 だからこそ、抜群の安定感を示す酒井にかかる期待は大きい。

 その点においても、チーム内で確固たる地位を築き上げた今、サポーターが選出する2018-19シーズン年間MVPに輝いた男への信頼が揺らぐことはないだろう。

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