2019.06.14

日本の躍進はあるか。コパ・アメリカが
面白くなる「5つのトリビア」

  • 宝田雅樹●文&データ text&data by Takarada Masaki
  • photo by Getty Images

◆大一番で7連敗中。詰め甘いアルゼンチン

 ブラジルの対抗馬となるのは、コパ・アメリカ14度の優勝を誇るアルゼンチンだろう。PK負けを引き分け扱いにすれば、同大会においては16試合連続負けなし。さらに、五輪や年代別の国際大会でも輝かしい結果を残していることを考えれば、なおさらである。

 しかし、A代表に限って言えば、1993年のコパ・アメリカ優勝を最後に、26年も国際大会のタイトルから見放されている。とくに決勝戦での勝負弱さが目立っており、決勝まで駒を進めた近年の国際大会では7連敗中という悲惨な状況にある。

【アルゼンチン(A代表)の国際大会決勝連敗記録】
1995年=アルゼンチン0●2デンマーク(コンフェデ杯/サウジアラビア)
2004年=アルゼンチン2▲2〈PK2-4〉ブラジル(コパ・アメリカ/ペルー)
2005年=アルゼンチン1●4ブラジル(コンフェデ杯/ドイツ)
2007年=アルゼンチン0●3ブラジル(コパ・アメリカ/ベネズエラ)
2014年=アルゼンチン0●1ドイツ(W杯/ブラジル)
2015年=アルゼンチン0▲0〈PK1-4〉チリ(コパ・アメリカ/チリ)
2016年=アルゼンチン0▲0〈PK2-4〉チリ(コパ・アメリカ/アメリカ)
※▲はPK戦負け。( )内は大会名/開催国


◆日本にとって、南米の地は「鬼門」

 20年ぶり2度目の出場となる注目の日本。その躍進を多くのファンが期待しているだろうが、残念ながらデータ的には苦戦必至の状況だ。

 というのも、南米という地が日本にとっては"鬼門"だからだ。南米で開催された国際大会においては、A代表に限らず、世代別の代表も、日本は常にグループリーグで敗退している。

 A代表は、前回出場した1999年コパ・アメリカ(パラグアイ)で、ペルー、パラグアイ、ボリビア相手に1勝もできず、グループリーグ敗退(1分2敗)。ブラジルで開催された2013年のコンフェデ杯(3敗)、2014年のW杯(1分2敗)も、未勝利でグループリーグ敗退を喫している。

 こうした状況を踏まえると、日本にとっての今大会の目標は「まずは1勝」ということになりそうだ。

【日本の南米開催での国際大会の結果】
1995年U-17世界選手権(エクアドル)=グループリーグ敗退〈1勝1分1敗〉
1999年コパ・アメリカ(パラグアイ)=グループリーグ敗退〈1分2敗〉
2001年ワールドユース(アルゼンチン)=グループリーグ敗退〈1勝2敗〉
2013年コンフェデ杯(ブラジル)=グループリーグ敗退〈3敗〉
2014年W杯(ブラジル)=グループリーグ敗退〈1分2敗〉
2016年五輪(ブラジル)=グループリーグ敗退〈1勝1分1敗〉
※( )内は開催国