2019.05.01

事実上のCL決勝戦。バルサ対リバプールを欧州番長3人はどう見る?

  • photo by Getty Images

小澤 リバプールはそれほど選手層が厚くないですから、それこそフィルミーノをベンチに下げたら前線が機能しなくなってしまいます。控えの駒が、ディヴォック・オリジとダニエル・スタリッジではバルサのような相手だと厳しいですね。

倉敷 フィルミーノさえいなければサラーとマネをセットで消してしまえる優秀なチームはいくつか存在します。クロップ監督がピッチ上で抱えるあらゆる問題を解決するために、フィルミーノは不可欠な選手でしょう。

 リバプールにとってのアドバンテージは第2戦をホームで戦えるという点でしょうか。

小澤 そこは間違いないでしょう。カンプ・ノウでは圧倒的に強いバルサですけど、アウェーではそこまでではないですから。それを考えると、リバプールとしては第1戦から高いインテンシティーで臨むことはないと思います。あくまでも勝負はアンフィールドでの第2戦と考えているはずです。

倉敷 なんとか第1戦は0-0でしのぐ。負けたとしても1-0ならOK。そんなプランでしょうか?

中山 あとは、リバプールがそういう戦い方に徹することができるかどうかですね。リバプールは力のあるチームですし、バルサを倒すなら彼らしかいないと思うので可能性は十分あるとは思いますが、なにせ現在のバルサには隙が見当たらない。何か予想外の出来事が起こらないと、さすがのリバプールでも勝つのは難しいように思います。

倉敷 国内リーグにあまり参考になりそうな試合は見当たりません。アンフィールドでのマンチェスター・シティ戦は0-0、シティとのアウェー戦は2-1で負けていて、CLではバイエルンにアウェーで1-3で負けています。意外とクロップはこれだというゲームを作れていないんです。

中山 リバプールは監督がクロップになって、2017年にサラーが加わったことで不動の3トップが完成しましたが、ある意味で今シーズンは総仕上げ的な意味合いがあると思っていて、プレミアのタイトルもそうですが、CL優勝も今シーズンが最大かつ最後のチャンスになるような気がします。今回勝てなかったら、また来シーズンにこの3トップでタイトルを狙えるというイメージがなかなか湧きません。とくにサラーは、ここにきて移籍の噂が絶えませんしね。

小澤 そうですね。昨シーズンもあと一歩のところまで行きましたからね。

倉敷 ここでタイトルを獲れないと、このクラブにおけるクロップのサイクルの終わりが近いと感じてしまいそうです。バイエルンの監督が、来シーズンどうなるのかまだわからない状況ですし。

小澤 クロップ本人は狙っているんですか?

倉敷 否定はしていますが、狙っているんじゃないですか? バイエルンの首脳陣は、ニコ・コヴァチ監督では満足していなさそうですね。