岡崎慎司、移籍断念の胸中を明かす。「レスターで勝負する」 (3ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 そして、冬の市場が閉じた──。紆余曲折あったが、岡崎はシーズン後半戦もレスターのユニフォームに袖を通すことになった。

 しかし、こうなった今、本人に迷いや後悔はない。「(気持ちを)切り替えています」と言い切り、ここからが「勝負」と力を込めた。

「先週の紅白戦でも3点獲った。うまく気持ちを切り替えてから、プレーがスムーズにいって結果も出た。『やる気があるな』と、監督にも伝わったと思う。(自分を)使わせるようにやっていく。そう気持ちを切り替えた。あと半年、レスターで勝負する。1シーズン1点も獲れないというのは、FWとしては本当に失格なので。まずは1点獲りたい」

 レスターとの契約は今シーズン終了時まで。残留が決まったことを理由に、ピュエル監督が岡崎の扱いを劇的に変えることもないだろう。

 だが、岡崎は言う。

「(出番が)6分ではなかなか厳しいですけど、これが『10分になって、15分になって』という場面が連戦になれば出てくると思う。勝負です」

 変えられない現状を受け入れたうえで、岡崎はレスターでの再出発を誓った。

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