豊川雄太が森保監督にアピール。「コパ・アメリカに出たい」 (3ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

「全然、ダメでした。孤立していました。センターバックのふたりがやっぱり、今までやったなかでもいいと感じました。上に行くためには、ああいう規格外のでっかいCBふたり相手に、ある程度やれないと駄目だなと感じました。身長差(豊川は171cm、カラは192cm)なんて言っていられない。もっと頭を使ったプレーをやっていかないと」

 豊川は「もっと足もとでボールを受ける回数を増やすように」と、マケレレ監督から要求されていたのだという。その観点からも、豊川の口からは反省の言葉ばかりが出た。

「僕が前でボールを収められなかったのは駄目なこと。だけど、キープできなくても、1秒だけでもタメを作って、味方にボールを落として、そこから攻撃に流れていく作業の手助けをしたい」

 守備の負担は減ったものの、押され気味の試合展開だったので気持ちが守備に行きすぎ、攻撃のアクションが少なかったことも反省材料だった。

 森保ジャパンが参戦する6月のコパ・アメリカについて、豊川は「出たいです」と言う。

「でも、今の結果では駄目。レギュラーシーズンで、どれだけ点を獲ることができるかどうか。そのことが、今後のサッカー人生に生きてくるのかなと思っています」

 しっかりと自身の課題と向き合いつつ、豊川は初のA代表入りを狙っている。

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