ネイマールが世界最高の選手になるためには、根本的な改革が必要だ (4ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 メッシは僕のアイドルで、絶対に自分の前にいる存在だった。一緒にプレーするうちに生涯の親友にもなった。スアレスとはピッチの中でも外でもいつも一緒で、まるで兄弟みたいな存在だ。(ジェラール・)ピケは僕の永遠のキャプテン、後ろに彼がいないのが本当に寂しい。イニエスタは僕の偉大な師匠で、またもう一度、一緒にプレーしたいけど、そのためには日本に行かないといけないね。バルセロナのすべてが懐かしいよ。ドクター、コーチ、サポーター......それから街も。息子もバルセロナに住んでいるしね」

――バルセロナにまた戻りたいと思う?

「バルサでは幸せだった。でもパリでもすごく幸せだ。ただこの先は何が起こるかわからない。未来の可能性は無限だ。この先、もしチームを変わることがあるなら、やっぱり大きなタイトルを狙えるチームがいいな。今別のチームの話をしたら、PSGは無責任だと言うかもしれないけどね。

 それから日本や中国、アメリカ、いろいろな国でもプレーしてみたい。バルセロナでももう一度プレーしたいが、今はそうは言えない。でも、あの街に大きな愛を感じるのは確かだよ。ただ、今はパリでのプレーに集中しないといけない。このチームはとても強い。フランスサッカーの歴史を塗り替えられるようなチームだ。そんなチームでプレーできることは僕にとって大きなアドバンテージだと思う。今、僕はPSGの大ファンで、僕を心から応援してくれるサポーターたちに、笑顔を贈りたいと心から思っているよ」

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る