2019.01.08

激戦が連続のCL。欧州サッカー通が注目するクラブについて徹底討論!

  • photo by Getty Imeges

小澤 そうですね。マドリーはよい形でローマを下してスタートできたのですが、国内リーグで低調が続き、フレン・ロペテギ監督が解任されました。たしかに12月にはクラブワールドカップ優勝を果たしましたが、サンティアゴ・ソラーリ新監督になってからもサッカー自体の精度も低いしインテンシティも高くならないので、その辺がすごく気になりますね。

 光明は、マルコス・ジョレンテがフレッシュなプレーを見せてくれていて、カゼミーロのコンディションが上がらないうちに彼が出てきて活躍していることだと思います。それと、最近の話題はイスコですね。イスコがチームに残るのか、冬に移籍してしまうのか。実際、ソラーリ監督との関係は悪いみたいなので、移籍の可能性も十分にあると思います。ここがマドリーの冬の大きなトピックスになっています。

 マドリーのソラーリ監督は、同じくシーズン途中に就任したモナコのティエリ・アンリ監督とはまったく違った状況になっていますよね。2人ともトップチームを率いるのは初めてのことですが、「監督という仕事はやってみると予想以上に難しい」と感じているのがアンリだとすれば、クラブワールドカップも就任後すぐにタイトルも獲りましたしグループステージでまずまずの結果を出したソラーリは「意外と簡単かも」と感じているかもしれません。

 でも僕はまだわからないと思っていて、選手たちの個の部分でやっている部分も多いと思いますし、ソラーリもコンセプトが伝わっていないようにも思います。ここからチームを本格的に立て直せないと、これから「持っていない」監督になってしまう可能性も、ビックチームならではの苦しみがやってくる可能性もあると思います。

倉敷 では最後にグループH。ここはユベントス、マンチェスター・ユナイテッド、バレンシア、ヤングボーイズという4チームで争われ、上位3チームが2敗ずつを喫しましたがユベントスとマンチェスター・ユナイテッドが通過しました。小澤さん、バレンシアは残念でしたね。

小澤 最初のポイントは、開幕戦のホームでのユベントス戦ですね。0-2で負けたわけですが、ユベントスが強すぎました。バルセロナに移籍をしたジェイソン・ムリージョがクリスティアーノ・ロナウドを罠にはめて退場に追い込んだのですが、それでもまったく歯が立ちませんでした。やはりこのグループは本当にユーベが飛び抜けていて、今シーズンのCL全体で見てもユーベを優勝候補の筆頭に推してしまいたくなるくらいの安定感と強さを感じました。

 そういうなかで、ユナイテッドとの一騎打ちでも勝てず、しかもバレンシアは引き分けも多かったので、この結果は仕方ないですね。