2019.01.08

激戦が連続のCL。欧州サッカー通が注目するクラブについて徹底討論!

  • photo by Getty Imeges

倉敷 アヤックスはたとえ主力を保持できなくても思い切り戦って欲しいと思います。では次にグループFです。ここはマンチェスター・シティ、リヨン、シャフタール・ドネツク、ホッフェンハイムというグループでしたが、首位通過は予想通りマンチェスター・シティ、最終節でリヨンが2位に決まりました。中山さんは、リヨンの戦いぶりをどう感じましたか?

中山 リヨンがCLでベスト16に残ったのは7シーズンぶりのことなんですよね。それを考えると、アヤックス同様、本当によくやったと思います。そもそもこのグループは当初から1強とその他3チームという構図で、シティ以外はどこが勝ち上がってもおかしくないグループだと見られていました。そんななかでリヨンが2位通過を果たせた理由は、第1節のシティとのアウェー戦で金星を飾ったこと、それと第5節ではホームで2-2のドローに持ち込めたことがポイントになったと思います。

 初戦はペップ・グアルディオラ監督がベンチ入りできなかったという幸運もあったと思いますが、あの試合で勝てたことで若い選手たちが自信を持てるようになったことが大きかった。リヨンにはタンギ・エンドンベレやホッセム・オーアルを筆頭に将来有望な若手が数多くプレーしていますが、彼らはグループステージ6試合のなかで確実に成長を遂げています。新レギュレーションによって引き抜きの危険性もあるわけですが、オラス会長が冬に彼らを売却するとは思えませんし、今後もチームとして成長した姿を見せてくれると思います。

 それと、キャプテンでエースのナビル・フェキルがW杯の疲労とリバプールへの移籍破談などもあって、トップフォームにはほど遠いパフォーマンスで批判も浴びていましたが、最終節では大事なシャフタールとの直接対決で値千金の同点ゴールを決めました。彼がトップフォームに戻れば、ラウンド16でバルセロナに勝つのは難しいかもしれませんが、意外と苦しめることはできるかもしれません。

倉敷 最下位に終わったホッフェンハイムを率いたのはCL初挑戦となった新進気鋭の青年監督ユリアン・ナーゲルスマンです。小澤さんの評価はいかがですか。

小澤 やっぱり国内リーグと事情が違って、CLでは素早い対応力が問われる部分があるので、そこに選手がついていけなかったのではないでしょうか。ナーゲルスマン自身は相手に対応されたときの次の一手を持っていたと思いますが、さすがにホッフェンハイムの選手がシティやリヨンに対応するだけの力はなかったと見ています。

倉敷 では、次にグループGを見ていきましょう。ここは、首位レアル・マドリー、2位ローマ、3位プルゼニュ、4位CSKAモスクワという結果でしたが、なんと首位レアル・マドリーがCSKAに2敗するという、衝撃の試合もありました。マドリーはシーズン途中で監督が交代しましたが、2人ともファンをがっかりさせてしまいました。