ブンデス前半戦、日本人選手7人の通信簿。存在感発揮は長谷部と大迫 (4ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

浅野拓磨(ハノーファー/17位) 5

 原口と同様、今季から新加入したが、ケガの影響が大きく、7試合出場にとどまっている。味方からのロングボールに抜け出すスピードは、ハマれば大きな武器になるはずだが、そんなシーンは数えるほどだった。結局、ケガによってアジアカップ出場も辞退することに。体調を整えて本来のパフォーマンスを取り戻したいところだ。

久保裕也(ニュルンベルク/18位) 5

 昨季、ベルギーのヘントで30試合出場7得点という結果を出し、大きな期待をかけられて入団した。第4節までは連続でフル出場していたが、その後、フル出場はなし。結局、11試合出場にとどまっている。負傷の影響と見るむきもあれば、アンドレアス・ボルネマンSDの「久保は不調」というコメントを引用するメディアもあり、情報は錯綜している。

 ひとつ間違いないのは、シーズン前の期待感が今は薄れ始めているということ。ウィンターブレイクを機に仕切り直して、ブンデスで通用する姿を見せてほしいものだ。

 いずれにせよ年が明ければ、冬のマーケットで香川がどこへ移籍するかが最注目になる。ドイツメディアの関心も高い。リーグ戦は1月18日に再開。各チームはどのような体制で後半戦を戦うのだろうか。

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