2018.11.30

混戦CLで注目はアヤックス。
オランダ勢で12季ぶりベスト16進出

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki photo by Getty Images

 欧州一を、今季ほど占いにくいシーズンも珍しい。グループリーグは低調な戦いも多かったが、決勝トーナメントでは、各チームの実力差がないだけに逆に面白い展開が予想される。

 そんななかで不気味な存在として映るのが、今季も乱れることなく手堅いサッカーを安定して見せつけているアトレティコだ。接戦に強い。穴がないので大崩れがない。決勝トーナメントの戦いで、もっとも手堅い試合ができそうなチームである。

 ブックメーカー(ウイリアムヒル社)の優勝予想では、マンチェスター・シティ、バルサ、ユーベ、パリSG、バイエルン、レアル・マドリードに次ぐ7番目。倍率的(15倍)にも狙い目のポジションにある。とりわけマンチェスター・シティ、パリSGにとっては、百戦錬磨のアトレティコは厄介なチームに見えるはずだ。

 アトレティコ。選手が冬の移籍市場で引き抜かれなかった場合のアヤックス。さらに言えば、三つ巴のC組を勝ち抜いてきた場合のナポリ。このあたりが16強の中で、面白い存在に映る。

 低調だったグループリーグから実力伯仲のトーナメントへ。これまでは見逃しが許されたが、来年2月からは禁物。本命は、その時のもっとも調子のよいチームになるが、いまは五里霧中だ。皆目見当がつかない。繰り返すが、今季ほど読めないシーズンも珍しい。

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