大統領まで参戦。リベルタドーレス杯の「スーペルクラシコ」が激熱だ (3ページ目)

  • セルヒオ・レビンスキー●取材・文 text by Sergio Levinsky 井川洋一●翻訳・構成 translation by Igawa Yoichi

 ボカの下部組織で育ち、3度目の在籍で2度目の南米王者になるチャンスを迎えたテベスは、マンチェスター・ユナイテッド時代にチャンピオンズリーグも制している。だが今年1月に中国から帰還してからは、衰えが顕著に表れており、今大会のベスト16から先発の機会は一度もなく、ここ3試合はベンチを温めていた。

 それでもやはり、千両役者は大舞台で違いをつくれることを証明した。ホームで勝利を逃して沈みかけたチームメイトたちに「顔を上げろ!」と発破をかけ、最多タイとなる7度目の栄冠を愛するクラブにもたらそうとしている(最多は7度のインデペンディエンテ)。

 ちなみにこの日の主要スタッツ(ボカ対リーベル)は、シュート数13対12、枠内シュート数4対5、ポゼッション率53%対47%、ファウル数13対13。拮抗した南米最大のライバル同士の第2戦は、現地時間11月24日に行なわれ、リーベルの本拠地モニュメンタルで決着を見る。

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