異能の人・小林祐希が語る「サッカー、農業、美容サロン、麻雀」 (3ページ目)

  • 栗原正夫●文 text by Kurihara Masao

 日本の地方には美味しいものがたくさんあるし、こだわって作られた食材も多いのに、それが広く知られていない現実もあると聞きました。そこで、それを広められれば地方の活性化にもつながるし、オレにも何か手伝えることがあるんじゃないかと思ったんです。

 オレは食べるのも飲むのも好きだし、将来的には自分の好きなものだけが詰まったホテルを作りたいという夢があります。ホテルを作るとなればレストランも必要ですし、そのためには食や酒の知識や人脈も大事になってきますからね」

――アムステルダムの美容サロン「Blatto」も順調なようですね。

「美容サロンは、たまたまオランダで知り合った美容師さんが独立したいというので一緒にやろうというところから始まりました。ビジネスだと言われますけど、自分のなかではビジネスだと考えたことはないし、ただ楽しんでいるだけなんです。食べることや飲むことと一緒で、髪を切ってもらうことのも好きですから。

 もちろん、オレは美容の専門家ではないし、オーナーとして経営に関っているだけで、細かいことはスタッフにすべて任せています。今後は東京にもお店を出す予定で、たとえば、ただの美容サロンじゃなく、アートギャラリーやカフェなども併設できたら面白いと思っているんです。どうせやるなら、すでに存在するようなお店じゃつまらないですし、これまでにないような店にしたいじゃないですか」

――将来的には、自分が作ったホテルを、プロスポーツ選手を目指しながら夢が叶わなかった人のセカンドチャンスの場などにもしたいという考えもあるとか。

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