2018.10.29

柴崎岳、乾貴士の苦しい現状。
またも「日本人対決」は実現せず

  • 山本孔一●文 text by Yamamoto Koichi photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 ホームの柴崎に関しては、後半になってもアップの機会さえ与えられず、ハーフタイムもピッチに姿を見せることがなかった。4節のセビージャ戦以来、出場機会がない苦しい状況が続いている。

 前節のラージョ・バジェカーノ戦では、柴崎がベンチ前でユニホームに着替え、途中出場かと思われた場面もあった。だが、直前でホセ・ボルダラス監督はDF同士の交代を決断し、出場は立ち消えになった。

 3試合連続メンバー外から2試合連続のメンバー入り、ではある。ただし、この2試合はMFフランシスコ・ポルティージョが出場停止だったことが大きく、代役を務めたディミトリ・フルキエは2戦連続で得点と結果を残しており、次節以降の柴崎のメンバー入りは不確かだ。

 今週はミッドウィークにコルドバとの国王杯がある。格下相手との対戦では主力を温存させ、出場機会の少ない選手にチャンスが回ってくるのが通例だ。とくにプリメーラ(1部)残留を目指すヘタフェにとっては、勝ち抜けていければそれだけでOK。負けてもたいした影響がないカップ戦となる。試合出場の少ない選手にとってはアピールができる大事な試合であり、柴崎にとってはヘタフェでの今後を左右する戦いとなるだろう。

 一方の乾。後半にアップはしていたものの、キケ・セティエン監督は3枚目のカードを切ることなく、2枚の交代カードを使ったあとはアップしていた選手たちをベンチに戻した。この日、セティエンはリャド・ブデブズに代えてセルヒオ・カナレス、シドネイに代えてクリスティアン・テージョをピッチに送り出した。