オシムも称賛。謙虚さとハードワークのクロアチアに学ぶべきこと (7ページ目)

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小澤 間違いないですね。オシムさんがおっしゃるとおりだと思います。やはりGKも含めた11人の戦術が進化している時代ですしね。どちらかというと、まだまだ日本はフィールドの10人とGKが別々にトレーニングをして、最後のゲーム形式の練習だけ入ってくるというような流れがあります。しかしスペインなどでは、最初からロンド(ボール回しの練習)にもGKが入っていますし、ポゼッショントレーニングにも入ってきてフリーマンをやっています。また、そういう足元のプレーをうまくするだけでなく、GKも含めた戦術トレーニングも行なっています。

 あとは、我々メディアの見方として、GKがシュートストップするというところから見た守り方なども、もっと提言しながら見ていかなければいけないと思っています。

倉敷 人口約400万人のクロアチアがワールドカップ・ロシア大会で大きなアクションを見せました。たくさんの感動、という言葉は陳腐ですがクロアチアという国に興味を持たせることはできました。ワールドカップは、その国に対してどんなイメージを持ってもらうか、いい流通イメージを作る上で重要な大会と思います。その意味で、今大会のクロアチアは大成功だったといえるでしょう。

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