2018.08.09

ニューカッスル・武藤嘉紀への期待と
移籍の舞台裏を番記者が明かす

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by Getty Images

 昨季のチームには、イングランド出身のドワイト・ゲイルとスペイン人のホセルという、ふたりのセンターフォワードが在籍した。しかし、ゲイルは昨季リーグ6得点、ホセルは同4得点と、十分な成績を残せなかった。

 そこでベニテス監督は、今オフにFW陣のテコ入れを行なった。まず、指揮官の期待に応えられなかったセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロビッチをフルハムに売却。さらに、素行に問題のあったゲイルもWBAへ放出した。また、191cmの長身を誇る既存戦力のホセルも肝心のフィニッシュワークと身体のキレがいまひとつで、決定力不足が目立つ。

 それゆえ、かねてよりターゲットにしていた武藤を獲得した。さらに6日には、2部に降格したWBAからベネズエラ代表FWサロモン・ロンドンを1年のレンタルで補強した。

 要するに、ベニテス監督はFWの陣容を刷新したかったのである。

 では、武藤はどの位置で起用されるのか。「マインツではセンターフォワードとしてプレーしたが、日本代表ではFWに加え、ウィンガーとしてもプレーしていたが......」筆者がそう質問をぶつけると、前出のライダー記者はニューカッスルのメンバー表を示しながら、次のように答えた。

「基本布陣は4-2-3-1。チームのストロングポイントは、スコットランド代表MFマット・リッチーと、チェルシーからレンタルで在籍しているMFケネディの両ウィングだ。彼らはスピード、突破力とも十分で、スタメン起用は間違いない。

 ここに、セントラルMFのジョンジョ・シェルビーがロングフィードや縦パスを入れて、攻撃を構築している。しかし、チャンスを得点に結びつける絶対的なセンターフォワードが不在だった。だから、武藤を獲得し、ロンドンの補強にも動いた」

 ライダー記者はFWの定位置争いについても言及した。