2018.07.20

W杯5回出場のマテウスが
日本代表監督に関心「日本は伸びている」

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

「だからベルギー戦では、俺自身もドキドキしながら試合を見ていた。ここで日本が勝ったら、俺は預言者となれるかもしれない。読みの深い名解説者として、大人気になれるかも、とね」

 だが、日本は2-0とリードしていながら負けてしまった。

「本当にがっかりだったよ。あの数分間の子供みたいなプレーがなかったら、日本はもっと先まで行けたかもしれない。でも、良くも悪くも日本のサッカーは子供のサッカーみたいに純粋だった」

 日本以外のチームについてもマテウスは話してくれた。まずは祖国ドイツをバッサリ。

「あんなプレーを見せるくらいなら、ドイツはドイツから出るべきではなかったね。ただ世界に恥をさらしただけだった。やる気も見られなかった。最悪だ」

 また、何かと取りざたされるネイマールについてもひと言。

「ネイマールがもしあんなプレーを続けるのなら、活躍の場所をピッチから劇場に移したほうがいいね。ボールを持っているときの彼は一流で、足も頭の回転も速いのに、何かが起こると別のスイッチが入ってしまうようだ。彼の使い方は今後のブラジルの大きな課題だろう」

 しかし、レジェンドに言わせると問題があるのはネイマールだけではないようだ。

「今のサッカーは、80年代,90年代のサッカーに比べると貧相だね。なにより選手たちに情熱がまったく感じられない。ハートがないんだよ。みんなサッカーロボットのようだ」

 また、今回から導入されたVARシステムにも反対だという。