2018.07.07

ウルグアイを一蹴もムバッペ沈黙。
フランスのサッカーはまだ甘い

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 一方、ウルグアイを下して準決勝進出を決めたフランス。そのベスト4入りは2006年大会以来3大会ぶりだ。

 7月10日、サンクト・ペテルブルクで準決勝を争う相手は、ブラジルを倒して勢いに乗るフランスの隣国、ベルギーとなった。ブラジルが敗れた瞬間、優勝候補の筆頭に祭り上げられることになったフランス。追われる立ち位置が鮮明になり、一番人気に答えることができるのか。ブラジルがそうであったように、サッカーは受けて立つと危ない。

 実際、フランスのサッカーはまだ甘い。繰り返すが、優勝候補の本命に相応しいサッカーを、今大会、まだ一度も披露していない。できれば決勝まで、追いかける気楽な立場でいたかったのではないか。

 ただし、自国開催の1998年大会以来、20年ぶりの優勝が見えていることも事実。あと2勝だ。少なくとも世間が、フランスより格下だと思っている相手に2つ、無事に勝ち切ることができるか。それとも足元をすくわれてしまうのか。フランス国民にとってロシアW杯は、気が気ではない展開になっている。

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