W杯メンバー落選から切り替えた堂安律。その最終目標がデカすぎる! (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

―― では、英語は独学というか、YouTubeなどで覚えたんですか?

堂安 YouTubeでも英語は勉強できますよ(笑)。もちろん1週間に2回、家庭教師にも来てもらっていますけど。でも、結局毎日のようにチームメイトと一緒にいるので、それが一番ですね。あと、英語の話せる友人が日本にもいるので、その人とは英語だけで連絡取り合うようにしています。そういう意識の高いところも、しっかり記事にしてくださいね(笑)。

―― はい、しっかり書いておきます(笑)。話を本題に戻させてもらいますけど、現在はヨーロッパで成功したいという気持ちと、日本代表に入りたいという気持ちを比べて、どっちが上にありますか?

堂安 どっちも大事ですけど、現時点ではまず目の前のことなので、ヨーロッパで成功したいという気持ちが強いですかね。僕の最終目標は「チャンピオンズリーグで優勝すること」なので、そのためには将来的にチャンピオンズリーグで優勝できるようなクラブに移籍しないといけないんです。

―― ところで、一部の報道で今回のロシアW杯の予備登録メンバーに入ったというニュースがありましたね。結局、登録されることはなかったのですが、そのときはどんな気持ちでしたか?

堂安 実際問題、23人目と24人目の差はすごく大きいですし、予備登録メンバーでは何も意味はないと考えていました。でも、(ガンバ大阪の)先輩の宇佐美貴史選手(デュッセルドルフ)や東口順昭選手が入ったのはよかったです。できれば、井手口陽介選手(クルトゥラル・レオネサ)にも入ってもらいたかったですね。

―― ヨーロッパで残した数字でいうと、堂安選手もメンバーに入ってしかるべきだったと思いますが。

堂安 僕が選ばれなかったのは仕方ないとして、中島翔哉選手(ポルティモネンセ)や森岡亮太選手(アンデルレヒト)は僕よりもヨーロッパで多くのゴールを決めているので、選んでほしかったという気持ちはあります。

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