バルサ風か、カウンター戦術か。スペインが勝ち進めるのはどっちだ? (4ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki photo by JMPA

 イラン戦はジエゴ・コスタらのおかげで勝利を引き寄せた部分はある。一方で、ボール回しが単調だったのも事実だろう。マルコ・アセンシオ、イアゴ・アスパスのほうがティキタカとの相性はいいはずだが......。

「どんな形であっても、とにかく勝つことだ」という、冒頭のルーカス・バスケスの言葉は、現状を示唆しているだろう。

 グループリーグ最終戦では、1、2位どちらになるかで、ロシア、ウルグアイ、あるいはエジプトとの対戦が決まる。伏兵ウルグアイとの一戦は避けたいところだが、開催国と戦う難しさもある。

「グループ1位になって悪いことはない。我々は勝ち続ける。まだまだ自分たちのプレーはよくなるよ」

 主将であるセルヒオ・ラモスの言葉である。
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