2018.06.18

W杯番長3人が対戦3カ国の弱点を発見。
日本の16強入りは十分ある

中山 ポーランドのピークは、ベスト8に駒を進めた2年前のユーロ2016でしょう。あの時のポーランドはセンターラインがしっかりしていて、ソリッドな4-4-1-1が抜群の安定感を誇っていました。現在は、あの時代の貯金を使い果たしている状態かもしれません。

倉敷 親善試合のチリ戦はサイドからの攻撃は活発、ただ守備にはいくつもの課題を残していたという印象を持ちました。では、グループH、4チームの移動距離です。まずソチでキャンプを張るポーランドは7106キロ、カルーガを拠点とするセネガルは6569キロ、カザンを拠点とする日本は4767キロ、そして日本と同じカザンでキャンプを張るコロンビアはたったの1864キロ。これは出場32チームの中で最短の移動距離です。

 最後に、僕らの日本代表にエールを送って結びましょう。

小澤 初戦がすべてだと思うので、まずはコロンビア戦で何としても勝ち点1は拾ってほしい。基本的に他国ではこのグループを「3強1弱」と見ていますので、それを覆すためには、まずコロンビア戦で勝ち点を手にすることが必要になります。初戦で負けてしまうと、そのままズルズルといきかねないですしね。失うものは何もないので、とにかく思い切ってやってほしいと思います。

中山 同じく、まずは初戦ですね。ここで負けてしまうと、メンタル的にそこから這い上がるのは難しいので、勝ち点1でもいいんですが、できれば3を取りにいくつもりで初戦を戦ってほしいです。後先のことを考えないで、とにかくそこで勝負をかけるという気持ちで。

 もし初戦で勝ち点1あるいは3が取れれば、2戦目を落としたとしても、最後のポーランド戦に可能性が残ります。2010年南アフリカ大会の3戦目、デンマーク戦がまさにそういう状況でしたけど、同じようなことが起こるかもしれません。

倉敷 僕は、シンパシーを感じる日本代表であってほしいと願っています。どんな結果でも「僕は、私は、この代表が好きだ」と思わせてほしい。

「こうやったらもっとやれるのに」という気持ちがみんな強くて、一生懸命応援したいのに、すべてを賭けてやっているようにはまだ見えていない。もちろん、現在の一生懸命に嘘や偽りはないのですが、心を打つゲームは、また別の、その限界を超えたところにあるのだと思います。

 全力で応援してよかった、これが僕らの代表なんだ、とシンパシーを感じられる戦い方をしてくれたら、それで満足です。