クリスティアーノ・ロナウドの「変心」で、ポルトガルの急浮上あるぞ (2ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

 C・ロナウドのようなスター選手がワールドカップで活躍することの難しさは、彼自身が過去の大会で証明してきたと言ってもいい。C・ロナウドは2006年大会以来、3大会に出場しているが、決めた得点は各1ゴール。合計でもわずかに3ゴールしか決めていなかった。

 ところが、今大会は初戦でいきなり3ゴール。強烈なオーラを放つカリスマも「パーソナルベストを記録できて、とても幸せだ」と喜んだ。

 試合結果を見れば、3-3の引き分けである。主役が3ゴールを叩き出してもなお、ポルトガルは勝利を手にすることができなかった。「2度リードし、勝ち点3に近づいたが、逆転されてしまった」と語るC・ロナウドに、悔しさがまったくないわけはない。

 それでも相手は、優勝候補の一角をなすスペインだ。その実力を肌で知るC・ロナウドは納得の様子で、「最後に追いつけたことはよかった。引き分けがフェアな結果であることは明らかだ」と続けた。

 C・ロナウド自身が、「まだグループリーグは続いていく。すでに頭のなかは次戦へと切り替わっている」と話していたように、まだ1試合を終えたばかりで、先のことを考えすぎるのは早計だろう。

 とはいえ、そうと知りつつもC・ロナウドへ、そしてポルトガルへの期待が高まるのは、優勝候補とのドローが、決して背番号7の孤軍奮闘でもたらされたものではなかったからだ。

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