2018.06.13

優勝候補ブラジル、ドイツの落とし穴を、
W杯の達人3名に聞いてみた

小澤 確かに近年は、スペインやドイツのように同じクラブでプレーする選手が多い代表チームの方が結果を残しているという傾向はあります。

 スペインであればバルセロナやレアル・マドリー、ドイツはバイエルンがその中心になりますが、今回のドイツに関していえば、国外でプレーする選手、ドルトムントやライプツィヒの選手などが増えて、少し事情が変わってきていることも事実です。そういう部分では、ヨアヒム・レーヴ監督のチーム作りも少し苦労が増えたのではないかと見ています。

中山 今回のレギュラーメンバーで言うと、最終ライン4人が国内組ですね。右SBのヨシュア・キミッヒ、CBジェローム・ボアテング、マッツ・フンメルスがバイエルンで、左SBのヨナス・ヘクターがケルン。マヌエル・ノイアーが間に合えば、正GKもバイエルンということになります。

 一方、中盤から前線は国外組が多いですし、ディフェンス陣以上に選手層が厚くなっています。

倉敷 スウェーデンはどうですか、ズラタン・イブラヒモビッチが代表を引退して、カード会社のコマーシャルに活躍の舞台を移したのが残念なのですが(笑)。

中山 ズラタンがいなくなった後、MFエミル・フォルスベリなど新しいタレントが出てきたことで世代交代が進んでいると思います。

 あとは、長年にわたってズラタンに頼ってきた決定力の部分で、今回はマルクス・ベリやオラ・トイヴォネンといったストライカーがしっかり得点を重ねられるかどうかがキーポイントになりそうです。ただ、スウェーデンは初戦で韓国と対戦するので、そこで勝ち点3をきっちり獲得できればグループリーグ突破の可能性は高くなると思います。