2018.06.13

イベリア半島対決の勝者は必ず決勝へ。
ロシアW杯の驚くべきジンクス

  • 宝田雅樹/National Football Teams-Results●文&データ
  • text&data by Takarada Masaki/National Football Teams-Results

 一方、スペインは意外にも欧州開催のW杯に弱く、戦後の全5大会において準々決勝以上に駒を進めたことがない。ちなみに、欧州開催以外では、優勝とベスト4が各1回。ベスト8入りも3度ある。

【欧州開催のW杯におけるスペインの成績(戦後)】
1966年イングランドW杯=GL敗退
1982年スペインW杯=2次L敗退
1990年イタリアW杯=ベスト16
1998年フランスW杯=GL敗退
2006年ドイツW杯=ベスト16

 過去のデータ的には”外弁慶”のスペイン。欧州開催となる今回は「ポルトガル有利」と言えるかもしれない。


◆グループC:フランスが抱えるW杯の「ジンクス」

 W杯において、日本にはグループリーグで南米勢と同居した場合、グループリーグ敗退というジンクスがある。それと類似したジンクスがフランスにもある。初戦からトーナメント形式ではなく、グループリーグが実施された出場12大会のうち、メキシコ、ウルグアイ、開催国のいずれかと同居したときにグループリーグで敗退している。

【フランスのW杯GL敗退時の組み合わせ】
1930年ウルグアイW杯(アルゼンチン、チリ、メキシコ
1954年スイスW杯(ブラジル、ユーゴスラビア、メキシコ
1966年イングランドW杯(イングランドウルグアイメキシコ
1978年アルゼンチンW杯(イタリア、アルゼンチン、ハンガリー)
2002年日韓共催W杯(デンマーク、セネガル、ウルグアイ
2010年南アフリカW杯(ウルグアイメキシコ南アフリカ

 幸いにして、今回は上記チームとは同居しておらず、ジンクスどおりであれば、決勝トーナメント進出が濃厚だ。

 また、今大会でフランスはデンマークと同組となったが、欧州開催の国際大会においては、直接対決で勝利したほうが優勝する、というジンクスがある。6月26日に行なわれるフランスvsデンマーク戦は、大いに注目である。

【欧州開催の国際大会におけるフランスvsデンマークの対戦成績】
1984年=フランス1-0デンマーク(ユーロ/フランス)
1992年=デンマーク2-1フランス(ユーロ/スウェーデン)
1998年=フランス2-1デンマーク(W杯/フランス)
2000年=フランス3-0デンマーク(ユーロ/ベルギー)
※勝利したチーム(左側)が同大会で優勝している。