2018.06.12

メッシは輝けるか。FIFAより詳しい3人が
W杯グループリーグを分析

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 小澤 このグループは、初戦のポルトガル対スペインの結果がその後のグループの行方を決めると思います。この両国はW杯やユーロ(欧州選手権)で対戦するケースが多く、同じグループになるのが今回で3度目、対戦するのも5度目になります。

 記憶に新しいのは、2010年W杯のラウンド16で対戦し、スペインがPK勝ちをして、そのままの勢いでW杯を制したことではないでしょうか。

 また、当時ポルトガルの監督だったカルロス・ケイロスが今大会ではイラン代表監督を務めていて、ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウドはマンチェスター・ユナイテッド時代にケイロスに指導を受けているという因縁もあります。

倉敷 スペインについてはいかがですか?

小澤 優勝候補の一角にも挙げられていますし、フレン・ロペテギ監督がビセンテ・デル・ボスケ前監督から引き継いでうまく世代交代を図っていると思います。ユース年代から指導していたイスコ、マルコ・アセンシオ、ルーカス・バスケスといった選手を思い切ってレギュラークラスに育て上げましたし、システムも4バックと3バックを併用しながらチーム作りを進めてきました。仕上がりという点では、4チームの中でいちばんなのではないでしょうか。

倉敷 スペインのサイクルという部分で見たときに、ユーロやW杯で勝ち続けていた時代から、現在は新しいサイクルに入ったと見ていいのでしょうか?

小澤 個人的には、新しいサイクルに入ったと見ています。特に中盤は若返っていますし、イニエスタ自身はまだ代表引退は宣言してないですけど、おそらくそうなると思います。ただ、唯一不安があるとすれば、チェルシーのアルバロ・モラタがメンバーから外れたことによって、1トップを誰にするのか、という点です。

 おそらくジエゴ・コスタとロドリゴの2人で競わせるのでしょうけど、彼らがどのようなかたちでゴールを決めるのかという部分がまだ課題として残されていると思います。