2018.05.16

ブンデス日本人8選手を採点。
武藤、伊藤は合格も、代表常連たちは…

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko 千葉格/アフロ●写真photo by AFLO

 フランクフルトでは、長谷部のポジション変更がシステムの変更を意味する。その存在自体が戦術として機能する大きな役割を担っていただけに、チームにとっても痛手だったはずだ。ドイツ杯決勝は出場可能だが、リーグ戦のラスト3試合に出場していない選手を、コバチ監督は自身の最終戦でどう扱うだろうか。


鎌田大地(フランクフルト)【採点不能】

 今季、鳴り物入りで完全移籍を果たしたものの、リーグ戦の出場はわずかに3試合。ケビン・プリンス・ボアテングの加入などに押され、トップチームの試合に絡むことはほとんどできなかった。21歳という年齢をどう捉えるか。フランクフルトのようなブンデス1部でもう少し経験を積むのか、それとも出場機会を求めるのか。岐路を迎えている。


武藤嘉紀(マインツ)【7.0】

 ハリルジャパンでは評価されず、西野朗新監督の欧州行脚でも面談は行なわれなかった。なぜか代表に縁のない武藤だが、今季は日本人最高の8得点をマークした。一方で、今季こそ「ケガをしないこと」を目標に掲げていたが、やはり昨年末に負傷で4試合離脱。少ない出場時間で8得点を挙げていることを評価すべきか、毎年なんらかのケガをする選手と見るべきか、悩ましい。

 1トップでも2列目でも、トップスピードでゴール前に入れるうえ、守備にも献身的で、スタミナもある。器用なタイプではないが、先発でもいけるし、試合終盤の切り札にもなる。重宝されるのも当然だろう。終盤には移籍報道が出始め、本人もそれを否定しなかった。W杯でさらに価値を上げたいところだ。