西野新監督も「ずっと見ていた」。
吉田麻也、プレミア残留に体を張る

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

「復帰してだいぶ体調が戻っているし、ゲーム勘も戻っている。さらにトップパフォーマンスが出るようになると思います。『だいぶ身体も動く』と言っていたので、安心しました」

 また、吉田が3月に行なわれた日本代表の強化試合をケガで欠場したため、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任した経緯についても説明したという。

「選手からいろいろ聞いているようですけど、自分の口から『こういうことでこうなった』と。『混乱しているとは思うが、理解してやってほしい』と話した。

(プレミアリーグは5月)13日で終わる。全体よりも1週間早く終わるんで、そのへんのキャンプまでのもっていき方だとか(を話した)。代表のことはあまり要求せずに、クラブでパフォーマンスを出せるように。1週1週、あと3週、がんばれってことです」

 吉田にとって、プレミアリーグでの残り試合は「3」となった。今後のスケジュールは、エバートン戦(アウェー)、スウォンジー戦(アウェー)、マンチェスター・シティ戦(ホーム)の3試合。

 最低限のノルマは、残留争いのライバルである17位スウォンジーを下したうえでの「2勝」だろう。2勝1分けで乗り切れば、ほぼ間違いなく来季残留を果たせるはずだ。サウサンプトン、そして日本代表の守備の要人として、まだまだ気の抜けない試合が続く。

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