待ちきれない3人が、CLバイエルン対レアルを開始前から語り尽くす (5ページ目)

  • photo by Getty Images

倉敷 UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)がマドリーからローン移籍中のハメス・ロドリゲスに出場許可を与えたので、中盤での彼の使い方はポイントのひとつでしょうね。ハインケスはプライドを尊重してくれそうな監督なのでハメスがどう応えてみせるか。

 ただ、あくまで過去の傾向ですが、マドリー出身の選手はマドリー戦では活躍できていないんですね。ロッベンも例外ではありません。

小澤 マドリーの中盤の構成も、必ずしもカゼミーロとルカ・モドリッチとは限らないと思います。今シーズンのモドリッチは、脱税の裁判やケガの影響もあって、昨シーズンまでのような安定感あるパフォーマンスではありませんし、試合によっては極端に消えてしまうこともあります。

 ボール保持の局面で見ても、相手の分析と対策が進んだこともあるのでしょうが、トニ・クロースとモドリッチがビルドアップでDFラインからボールを引き出し、相手陣内にうまくボールを前進させるという割合は減っている印象です。

 それを考えると、カゼミーロとマテオ・コヴァチッチのダブルボランチという選択も十分に考えられると思います。

倉敷 しなやかな選択肢を持っているチーム同士、両監督のプランが楽しみですね。バイエルンはすでにブンデスリーガ優勝を決めているし、マドリーは現実的にここ一本に絞って集中している。コンディションにも大きな問題はなさそうです。

中山 ハインケスのチャンピオンズリーグ連勝記録はセビージャとの第2戦で引き分けたことによって「12」でストップしましたが、まだ無敗は継続しています。ハインケスにとってマドリーは、かつて自分が率いてチャンピオンズリーグ優勝を果たした古巣でもありますが、今回の対決でもチャンピオンズリーグでの強さを発揮できるのかという点も楽しみですね。

5 / 6

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る