2018.04.14

レアルは「ひどい目にあったユーベ戦」を
CL準決勝の教訓にできるか

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki 中島大介●写真 photo by Namashima Daisuke

 ユーベ戦もそうだった。その中盤系の4人をダイヤモンド型に並べた4-4-2は、出だしで後手を踏み、相手を勢いづかせることになった。ジネディーヌ・ジダンが後半開始と同時という早いタイミングで、布陣と選手を代えたのはその証拠だ。

 ピッチに送り込んだのはルーカス・バスケスとマルコ・アセンシオの両ウイング。ベンチに下げたのは、クリスティアアーノ・ロナウドと2トップの一角を組んでいたガレス・ベイルとカゼミーロだった。

 つまり、レアル・マドリードの中盤は、以降、イスコ、モドリッチ、クロースの3人になった。イスコを残し、アンカーのカゼミーロを落とした。イスコとキャラが被るのはモドリッチ。バランスを考えれば、ベンチに下げるべきは本来、このどちらかになる。最後まで、危なっかしく映った原因だ。

 バイエルン戦でジダンは選手をどう並べるか。バイエルンは、ユーベ以上の実力派だ。非効率性を露呈させれば、それはそのままスコアとなって現れる。

 注目はなにより、両ウイングを置くか否かだ。バイエルンにはアリエン・ロッベン、フランク・リベリーという準バロンドール級の両ウイングがいる。後手を踏めば、サイドで主導権を持っていかれる可能性が高い。まずは、両軍のスタメンに目を凝らしたい。

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