2018.04.06

現地取材。ポーランドは日本を
ナメているか、それとも警戒しているか

  • 山口裕平●文 text by Yamaguchi Yuhei photo by MB Media/Getty Images

 韓国が善戦したと言うこともできるが、ポーランドが大幅にメンバーを落としていたことも考慮すべきだろう。ナバウカ監督は4日前のナイジェリア戦から中盤4枚を含む7人の先発を入れ替えてきた。主力のレバンドフスキ、ピシチェク、シチェスニーも前半で交代となり、韓国が2ゴールを奪った時間帯のポーランドは、守備の要カミル・グリクもベンチに下がっていたため、Bチームのような状態だった。

「アジアのチームに勝てることを示せたのはよかった」とレバンドフスキが振り返ったように、韓国に対する勝利はポーランドにとって自信になったようだ。ポーランドは「韓国には絶対に勝てる」と乗り込んだ2002年日韓W杯の初戦で返り討ちに遭い、2011年の親善試合でも引き分けに終わっていたからだ。

「韓国はいい試合を見せた。彼らのチームワークはすばらしく、組織力と約束事に基づいたプレーを見ていると、すでによくプランされたチームだったことがわかった」と述べたナバウカ監督が、日本についても同様の印象を持っていることは間違いないだろう。

 ちなみに先述のマロヴィスキ氏は、「日本に関する分析についてもう少し詳しく話してほしい」という現地メディアのリクエストに対して、「これ以上は明かせない」と拒否している。ポーランドが日本に関して詳細な分析を進めていることは疑いようがない。

 日本戦を楽観視するポーランドのメディアと、警戒を緩めない代表チーム。対戦するまで3カ月の間に、日本はどこまで準備できるだろうか。

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