原口が「代表への強い想い」を告白。日本人2人がブンデス2部優勝へ (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

「(47分のシュートについて)ド正面だったから、ちゃんとあそこで決め切らないと。あんなチャンスはないからね、1部だったら絶対にあんなチャンスはない。あと5センチ内側だったら入っていたわけで、運がなかったといえばそうだけど、そこのシーンだけじゃなくて、何回も(チャンスが)あったから。

 なんとかしなきゃいけないですよ、こういう試合で。イケイケのときのデュッセルだったら、別に俺がいなくてもいい。こういうしんどい状況をなんとかしてほしいと、来たわけだから。次ですね、大事なのは」

 自分への腹立ちを隠さない原口だったが、そこには一種、充実感のようなものもあるようだ。それは日本代表について語った次のようなコメントにも感じられた。

「この2カ月で、ほんとはスーパーな選手になりたいわけです、日本を助けられるような。でも、今からスーパープレーヤーにはなれない。じゃあ何をするかといったら、今の自分の100%をピッチで出せることが、一番、日本のためになる。それが80%だったり、70%しか出せないとしたら、チームのためにならない。

 ちゃんと100%を出せるような準備をして、試合をしてトレーニングをして、リラックスもして、ヘンな話、もがきすぎず、今までやってきたことをやり続ける。今日みたいな試合は悔しいけど、すぐ次の試合は来るので。そこで今までどおりちゃんと向き合ってやって100%の自分を出せれば、チャンスはあるかな、と」

 ベルギー遠征を終え、原口はあらためて代表、そしてW杯への思いが強くなった様子だ。

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