ロシアに行きたい久保裕也、ゲントの「応援PK」で不振脱出なるか (3ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by Getty Images

「やっぱり結果だと思います。試合に出続けることも大事ですが、今のチーム状況(2位)だと結果を出さないと試合に出られない。やっぱりボールを受けたときのクオリティが大事になってくるかなと思います。そこを意識して練習するしかない」

「ボールを受けたときのクオリティ」とは、「ゴールに向かって仕掛ける」という意味だろうか?

「それもそうだし、チャンスメイクもそうですし、自分で点を獲るのもそうだし。とにかく(ゴールの)起点になるということ」

 久保の言葉を聞いていると、イメージしている姿は「9.5」のポジションのようだ。そんな久保にとって、不振脱出の特効薬はゴール。そのことにみんな気づいているからこそ、皆あっさりと久保にPKのキッカーを任せたのだろう。

 しかし、今のゲントに「9.5」のポジションはなく、久保には「8」のポジションの選手として振る舞うことが求められている。「9.5」と「8」の間に横たわる大きなギャップを、今季残り9試合で久保はいかに埋めていくのだろうか。

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