金満パリはなぜCLで勝てないか。会長の代わりに、あの3人が考える (6ページ目)

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中山 僕も、ユーベのマッシミリアーノ・アッレグリと、マドリーのジダンという両監督の采配に注目しています。小澤さんがおっしゃったように、ジダンには中盤フラットの4-4-2をはじめ、中盤ひし形の4-4-2、4-3-3という選択肢があります。一方のアッレグリも、4-2-3-1、4-3-3、3-1-4-2(3-5-2)といった複数のシステムを使い分けて戦うことができます。

 ラウンド16のスパーズ(トッテナム)との第2戦でも、4-3-3に見せつつも、実際は左サイドバックのサンドロがスライドする変形の3-1-4-2でスタートし、逆転が必要になった後半途中には両サイドバックを順番に交代させて、完全な4バックにしてゲームの流れを変えることに成功しています。

 そういう意味では、まずトリノでの第1戦で両指揮官がどんなシステムとメンバーでスタートするのか大注目ですし、その読み合いみたいなものが見逃せないポイントになりそうです。

倉敷 昨シーズンのファイナルは4-1という大差でマドリーが勝ちましたが、今回は一発勝負ではなく2試合あります。おそらくそこが重要なポイントでしょう。また次回じっくりとプレビューいたしましょう。

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