2018.04.02

金満パリはなぜCLで勝てないか。
会長の代わりに、あの3人が考える

  • photo by Getty Images

倉敷 エメリのサイクルはおそらく終わりでしょう。今後はパリが誰を監督に据えるでしょうか? いろいろ噂は聞こえていますね。

中山 リーグタイトルと国内カップ戦のタイトルが残っているので、とりあえず今シーズンまではエメリが指揮を執るはずですが、シーズン終了をもって退任することは確実でしょうね。

 現在、フランスメディアではチェルシーのアントニオ・コンテや、かつてパリを指揮したカルロ・アンチェロッティの名前が挙がっていますが、個人的にはパリの次期監督として最も相応しい人物は、フランス人であるジダンだと思っています。

 監督としてのジダンに対する評価はフランスでも高いですし、何と言ってもフランスの英雄ですから、異論は出ないと思います。それに、彼が監督ならネイマールも監督の言うことをある程度は受け入れるでしょうし、タレント軍団をひとつにまとめてコントロールできることは間違いないでしょう。ジダンこそ、パリが抱える問題の解決方法を見つけられる数少ない人物でしょう。

倉敷 さて、前人未到のCL3連覇を目指すマドリーは準々決勝ではユベントスと対戦します。昨シーズンの決勝戦と同じカードです。この対戦のプレビューはまた改めて行なうとして、小澤さんはここまではどんな印象で注目していますか?

小澤 この対戦については、すでにスペインの「マルカ」紙では”オペラシオン・トゥリン(トリノ・オペレーション)”ということで、”オペラシオン・トリウンフォ”という人気コンサートの頭文字にかけ合わせた「O.T.」と銘打って盛り上がっています。

 その中には、早くもトリノでの第1戦はパリとの第2戦と同じように、ルーカス・バスケスとアセンシオを両サイドに起用する4-4-2で戦うべきだ、という論調の記事もあります。もちろん4-3-3にして「BBC」を使うという方法もありますが、「マルカ」紙のようなマドリー寄りのメディアも、現在はこの若い2人のスペイン代表を推しています。

 絶好調のクリスティアーノ・ロナウドのパートナーとしては、パリとの第2戦で守備に奔走しつつ、しっかりロナウドを生かす動きをしていたベンゼマが有力でしょうし、ジダンも今の流れを変更しないと思います。また、ユベントス相手にボールをこねくり回すサッカーをするよりも、後方にラインを作りながらしっかり守備から入って、手堅い試合を仕掛けるのではないでしょうか。当然、ユベントス側も守備から入ってくると思いますが。