現地コロンビア番記者がW杯を分析。「今回は日本に楽勝はできない」 (6ページ目)

  • 栗原正夫●文 text by Kurihara Masao photo by AP/AFLO

 それでも、依然として戦前の予想でコロンビアが有利なのに変わりはなく、試合の主導権も握るはずだ。おそらく日本は、カウンターで脅(おびや)かす作戦で来るだろうしね。ボールを持つ展開でやりづらそうだったコロンビアの予選の戦いぶりからすれば、日本の作戦が功を奏す可能性もある。ここから本番までの間に、まだまだ状況は変わるだろうが、現状では、接戦の末、コロンビアが1対0で何とか勝利をもぎ取る展開を予想している」

――グループHを突破する2チームは?

「順当にいけば、ポーランドとコロンビアを有力候補と考えるべきだ。ポーランドは欧州予選でも難なく首位通過したし、レバンドフスキという間違いなく世界ナンバーワンのストライカーを擁している。コロンビアは前回大会で史上最高の成績(ベスト8)を収め、今回もなんだかんだと言って競争の激しい南米予選を切り抜けた。とはいえ、両国とも弱点はある。本大会までの間に、ケガ人や調子を落とす選手が複数出たりすれば、日本やセネガルにもチャンスが出てくる可能性はあるだろう」

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