2018.03.13

岡崎慎司、まだエンジン全開といかず。
ハリルの代表選考はどうなる?

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 レスター・シティの岡崎慎司が、約1ヵ月ぶりに実戦復帰した。

 痛めていた右ひざのケガは、当初の見通しよりも長引いた。2月10日に行なわれたマンチェスター・シティ戦前のトレーニングで負傷。打撲した際に、ひざを少しひねったという。

ケガを負っていた岡崎慎司がようやくピッチに帰ってきた 当時、クロード・ピュエル監督は「2週間ほど試合に出場できない」とひざの状態について明かしたが、練習に復帰できたのはちょうどその2週間後で、そこから実戦復帰に向けてフィットネス向上に努めた。

 だが、試合復帰の可能性があった3月3日のボーンマス戦も、結局はメンバー外に。ピュエル監督からは、その2日後に行なわれた3月5日のU-23マッチ(対エバートン戦)の出場を打診されたというが、「そこでリスクを冒したくない」と、岡崎の判断で大事を取って見送った。

 こうして迎えた3月10日のWBA戦。ようやく背番号20が4-4-1-1のセカンドストライカーとして先発に復帰したのだ。ケガにはめっぽう強い岡崎だが、今回は1ヵ月以上の離脱を強いられた。

 一方、レスターとしても、岡崎の復帰を待ち望んでいた。岡崎離脱後の4試合の成績は1勝1敗2分け。唯一の勝利もFAカップ5回戦で対戦した英2部所属のシェフィールド・ユナイテッド戦で、プレミアリーグでは1敗2分けと未勝利が続いていた。

 実際、1-1の引き分けに終わったボーンマス戦後の取材エリアでは、試合終了間際に起死回生の同点ゴールを決めたMFリヤド・マフレズが、「シンジがいないと勝てない!」と叫んでいた。たしかに、岡崎離脱後のレスターは攻守両面でメリハリがなくなり、どこかのっぺりとしたサッカーしかできなくなった。攻撃&守備の両方でスイッチを入れる岡崎の存在価値が、離脱中のチームパフォーマンスと成績で改めて証明された格好だ。だからこそピュエル監督は、復帰直後の岡崎をベンチスタートではなく、先発としてピッチに送り出したのだろう。