本田、長友は去っても「イタリアのクラブは日本人をほしがるだろう」 (3ページ目)

  • 利根川晶子●文 text by Tonegawa Akiko photo by Giglio/Football Press

 それから半年後の2018年1月、今度は長友もインテルを後にする。こうして20年(正確には19年半)の間、途切れることのなかったセリエAの日本人選手の系譜は、途絶えてしまった。

 しかし、そんな空白も長くは続かないだろうとフォルコリン氏は言う。

「今も日本人選手をほしいと思うイタリアのチームは数多くあるはずだ。この20年で日本人選手のイメージは確実に変化した。真面目で、チームの和を重んじ、陰ひなたなく努力する。誰もがお手本にしたいような真のプロフェッショナルというのがそれだ。我々が学ぶべきことを、彼らは多く持っているんだよ」

 それはこれまでイタリアでプレーした日本人選手、ひとりひとりの努力の積み重ねによって確立されていった評価だろう。

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