2018.03.06

CLパリ対マドリーで大逆転はあるか。
欧州番長の3人が可能性を探る

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中山 国内リーグではできているのに、この試合では極端にコンビネーションプレーが少なかったところを見ると、やはり個々のコンディションの問題とマドリーのパリ対策が影響したのでしょう。ただ前半を見る限り、立ち上がりこそマドリーの攻撃的な守備に面食らっていた部分はありましたけど、その後はそれほど悪くなかったし、余力を持って戦っていたと思います。

 そんななか、先制点を奪いながらロ・チェルソがPKを与えて同点に追いつかれてしまった。試合後、パリのアル・ケラフィ会長やエメリは主審のジャッジに苦言を呈していましたが、パリにとってはあの前半終了間際のワンプレーが悔やまれるところだと思います。それと、GKアルフォンス・アレオラの力不足も露呈しましたね。もっとレベルの高いGKなら、2点目と3点目は防げていたかもしれません。

倉敷 では、第2戦の展望に移りましょう。ケガ人の多さが戦術に影響を与えそうです。逆転を目指すパリですが、ネイマールがフランス・ダービーで負傷して手術を受けることになり、第2戦は欠場です。第1戦では独りよがりのプレーが目立ちましたが、やはり重要な選手です。ネイマール抜きのパリはどう立ち向かうでしょうか?

小澤 当然、単なる勝利ではなく2点以上を取りにいかなければいけないので、前がかりで戦う必要はあると思います。ただ、マドリーのカウンターはここに来てガレス・ベイルのコンディションも上がってきており本来の鋭さが戻りつつありますから、逆転勝利はかなり難しいと見ています。

 第1戦ではマドリーが開始から前がかりなハイプレスを敢行する試合の入りで、パリはそれを受けてカウンターを狙う、その狙い通り先制点を挙げたわけですが、結局試合をひっくり返されてしまいました。この敗れ方は、第2戦のパリの戦い方にも大きく影響してくると思います。