南野拓実「自分もピッチに立つ資格はある」。
EL16強の決戦に出られず無念

  • 山口裕平●文 text by Yamaguchi Yuhei photo by Kyodo News/Getty Images

 これまでにも結果を残しながらポジションを得られない苦しみを味わってきた南野は、今季もまた同じ壁に直面している。

「攻撃で違いを見せ続ける。こういう大事な試合で使ってもらえたら何かできる自信はあります。使ってもらえなかったら意味がないんですけど、やり続けていくしかないと思います」

 状況をひっくり返していくためにやることは変わらない。そのチャンスもまだ残されている。EL決勝トーナメント2回戦進出で試合が多くなる分、アピールできるチャンスも多くなる。次戦の相手は香川真司の所属するドルトムントだ。

「いい相手とできるのはいいことですし、近年のザルツブルクは次のラウンドまでしか行ったことがないので、そこで自分たちが勝てればもっと嬉しいと思う。自分も選手としていい経験になると思うので、そこに関わっていけるようにしたいと思います」

 南野はドルトムント戦までに先発の座を奪い取ることができるだろうか。


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