2018.02.17

CLチェルシー対バルサ。コンテ監督の
心理がわかる3人が戦術を読む

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蹴球最前線──ワールドフットボール観戦術── vol.9

 2017-2018シーズンの後半戦、各地で最高峰の戦いが繰り広げられる欧州各国のサッカーリーグ。この企画では、その世界トップの魅力、そして観戦術を目利きたちが語り合います。

 サッカーの試合実況で日本随一のキャリアを持つ倉敷保雄、サッカージャーナリスト、サッカー中継の解説者として長年フットボールシーンを取材し続ける中山淳、スペインでの取材経験を活かし、現地情報、試合分析に定評のある小澤一郎──。

 今回のテーマは、チャンピオンズリーグ(CL)、決勝トーナメントもうひとつの注目カードである、チェルシー対バルセロナ。今シーズン好調のバルセロナをホームに迎えるチェルシーは、攻めるのか、守るのか。コンテ監督はどのような戦術を採用するのか? メッシ対策をどうするのか? 欧州サッカーに詳しすぎる3人が予想しました。

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チェルシーとの対戦でゴールのないメッシは今度こそ得点を決めるか

――今回の決勝トーナメント1回戦で、もうひとつの注目カードとなっているチェルシー対バルセロナ(第1戦;2月20日、第2戦;3月14日)についてはいかがでしょう? 現在は両チームの状況がかなり対照的になっていますが、この対戦の見どころはどんなところにありますか?

中山 確かに順風満帆なバルサに対して、最近のチェルシーは絶不調と言っても過言ではない状況にあります。リーグカップ(カラバオカップ)でアーセナルに負けた後、ボーンマスに0-3、ワトフォードに1-4で敗れて、まさかのリーグ戦2連敗。とりわけ失点の多さが目立っていて、守備の堅さが光っていた昨季の面影はまったくありません。アントニオ・コンテ監督の去就問題も囁かれていますが、彼にとっては崖っぷちの状況でバルサ戦を迎えることになりそうです。

 リオネル・メッシがまだチェルシー戦で無得点という点、あるいは両チームの過去の対戦成績など、チェルシーにも好材料があっただけに、そこが残念です。個人的には、密かに波乱が起こるかもしれないと見ていたんですが……。