本家よりも「バルサらしい」分家・マンCこそ、CL優勝候補の筆頭だ (4ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki photo by Getty Images

 2月14日現在、ブックメーカーの優勝予想は、マンC、パリSG、バルサ、バイエルン、レアル・マドリードの順に並ぶが、決勝トーナメント1回戦の戦いを経て、マンCの難敵は最低1チームが消えることになる。頂点に向けての視界は、良好になる。

 グアルディオラが望むのはバルサ戦であり、レアル・マドリード戦だろう。"色"を忘れかけている古巣、本家に、本来の"色"を見せつけて勝利することができれば、このうえなく痛快なはずだ。CL3連覇を狙うかつてのライバル、レアル・マドリードに対しても同じことが言える。勝利を飾れば、これまた痛快だ。

 独自の"色"に加え、多くのストーリーを抱えながらCLの主役に躍り出たマンC。その行く末に目を凝らしたい。

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