9試合連続ゴールなし。岡崎慎司にも影響するマフレズ「行方不明」問題 (2ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by Getty Images

 レスターでは、今冬の移籍市場でFWの人員整理が行なわれた。人員過多だったFW陣からイスラム・スリマニ(→ニューカッスル・ユナイテッドへレンタル)、レオナルド・ウジョア(→ブライトンへレンタル)、アーメド・ムサ(→CSKAモスクワへレンタル)の3名を放出。ストライカーはバーディーと岡崎、イヘアナチョの3選手だけになった。クロード・ピュエル監督の期待と信頼が形になった格好だ。

 それでも岡崎は、スウォンジー戦で先発メンバーから外れたことに思うところがあったようだ。ミッドウィークに行なわれた前節エバートン戦から中2日。ローテーションを採用したように思うが、先発した4試合で得点を奪えなかったことがベンチ行きにつながった、と見ているという。

「わかったことは、(先発しながら)58分で交代したエバートン戦や、65分で交代した(第24節の)ワトフォード戦で、(監督が)自分のプレーに満足しきれていなくて代えている、ということ。エバートン戦の交代も、次の試合があるから(早い時間帯で)代えたんじゃない。他の選手を使いたくて自分を代えているということが、はっきりわかった。だから、自分が点を獲らないと今の立場を覆せない。先発した4試合のなかで1~2点獲っていれば、今の状況になっていなかったと思う。

(途中出場も)スリマニやウジョアがいたら、こういう状況で使われていたかもしれない。今は(ベンチにいたFW登録の選手が)自分しかいないのでチャンス。でも、逆にこの状況で(先発で)出られてないのが残念でもあるんですけど」

 今シーズンは第17節までに6ゴールを挙げ、順調に得点数を伸ばしてきたが、12月13日のサウサンプトン戦を最後に9試合連続でゴールがない。「トップ下としてではなく、(よりゴールが求められる)2トップとして存在感を出すには、この課題と向き合わないといけない」と、ゴール奪取、もしくは得点に直結する危険なプレーを増やすことを課題として挙げた。

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