2018.02.05

武藤嘉紀、バイエルンに敗戦も意気盛ん。
「強いチームに仕掛けなきゃ」

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 ブンデスリーガ第21節、マインツ対バイエルンの一戦は、大方の予想通りバイエルンが2-0で勝利を収めた。バイエルンはこれで17勝2分2敗の勝ち点53となり、首位をひた走っている。2位はレバークーゼンで勝ち点35。残り13試合で勝ち点差18というのは、常識的に考えて逆転は不可能と言っていい。

バイエルン戦にフル出場したものの、無得点に終わった武藤嘉紀

 ちなみに昨季は最終的にバイエルンが2位ライプツィヒに勝ち点差15をつけて優勝しているが、この日と同じ第21節終了時点で両チームの勝ち点差は5にすぎなかった。2015~16シーズン(バイエルンが2位ドルトムントに勝ち点差10で優勝)の第21節終了時点での勝ち点差は8。2014~15シーズン(バイエルンが2位ヴォルフスブルクに勝ち点差10で優勝)の第21節終了時点での勝ち点差も8だった。

 過去3シーズンともバイエルンが独走して優勝した印象があるが、それでもこの時点での勝ち点差はいずれもひと桁だったのだ。それに比べれば、今季の”1強”ぶりがいかに際立っているかがわかるだろう。バイエルン以外のチームの不甲斐なさも相まって、リーグ戦にはしらけたムードも漂っている。

 そのバイエルンは今後のチャンピオンズリーグやドイツ杯での連戦を考慮し、このマインツ戦ではターンオーバーを行なってきた。ベンチにはロベルト・レバンドフスキ、ヨシュア・キミッヒ、ダビド・アラバ、キングスレー・コマン、アリエン・ロッベンという豪華メンバーが並んだ。

 そのせいもあって、マインツは前半途中まで、バイエルンの猛攻をかいくぐって耐えていた。だが33分。左CKからのこぼれ球をフランク・リベリーが押し込んでバイエルンが先制。さらに44分には中盤の左サイドから斜めのパスを受けたハメス・ロドリゲスがワントラップして左足を振り抜き、ゴール右隅に突き刺している。どちらも普通は入らないような、マインツにとっては不運ともいえるスーパーゴールだった。