リーガ通3人は考えた。なぜ乾貴士と柴崎岳はスペインで成功したか? (6ページ目)

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小澤 言葉を理解することができれば、よりサッカーの戦術的な理解度を深めることができると思うんです。ラ・リーガは欧州の中でも戦術的レベルが高いリーグだと認識していますし、そこがラ・リーガにもっと多くの日本人選手が挑戦してほしいと考えている理由のひとつでもあります。しっかりした監督の指導のもとでプレーすることによって、そういった部分を日本代表、引いては日本サッカー界にたくさん持ち帰ってほしいですね。

左から中山淳氏、倉敷保雄氏、小澤一郎氏 photo by Yamamoto Raita左から中山淳氏、倉敷保雄氏、小澤一郎氏 photo by Yamamoto Raita倉敷保雄(くらしき・やすお)

1961年生まれ、大阪府出身。ラジオ福島アナウンサー、文化放送記者を経て、フリーに。現在はスカパー!やJ SPORTSでサッカー中継の実況として活動中。愛称はポルトガル語で「名手」を意味する「クラッキ」と苗字の倉敷をかけた「クラッキー」。番組司会、CM、ナレーション業務の他にゴジラ作品DVDのオーディオコメンタリーを数多く担当し、ディズニーアニメ研究のテキストも発表している。著作は「ことの次第」(ソル・メディア)など。

中山淳(なかやま・あつし)

1970年生まれ、山梨県出身。月刊「ワールドサッカーグラフィック」誌の編集部勤務、同誌編集長を経て独立。以降、スポーツ関連の出版物やデジタルコンテンツの企画制作を行なうほか、サッカージャーナリストとしてサッカーおよびスポーツメディアに執筆。また、CS放送のサッカー関連番組に出演し、現在スポナビライブでラ・リーガ中継の解説も務めている。出版物やデジタルコンテンツの企画制作を行う有限会社アルマンド代表。

小澤一郎(おざわ・いちろう)

1977年生まれ、京都府出身。サッカージャーナリスト。早稲田大学卒業後、社会人経験を経て渡西。バレンシアで5年間活動し、2010年 に帰国。日本とスペインで育成年代の指導経験を持ち、指導者目線の戦術・育成論やインタビューを得意とする。多数の媒体に執筆する傍ら、スポナビライブにてラ・リーガ(スペインリーグ)、スカパー!にてUEFAチャンピオンズリーグなどの試合解説もこなす。これまでに著書7冊、構成書4冊、訳書5冊を刊行。株式会社アレナトーレ所属。

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◆ビッグクラブ移籍説の中島翔哉を直撃。「ポルトガルが気に入っている」>>

◆乾貴士いるところにチャンスあり。その存在がエイバルの強さを支える>>

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