堂安律を直撃。驚異のコミュ力でチームに君臨、ロシアW杯代表も狙う (5ページ目)

  • 高村美砂●取材・構成 text&photo by Takamura Misa

――昨年5月のU-20W杯などでも同世代との試合を経験されました。あのとき感じた"同世代"と、実際に海外に出て感じたそれとは違ったということでしょうか。

「違いますね。正直、U-20W杯のときはあまり同世代に差を感じなかったけど、あれから約半年過ぎた今は......。例えば、同大会で優勝したイングランドの選手で、MVPを獲得したFWドミニク・ソランケ(リバプール)は、先日のプレミアリーグのアーセナル戦でもスタメン出場していたし、僕らが予選で戦ったウルグアイ代表の20番、MFロドリゴ・ベンタンクール(ユベントス/イタリア)も、チャンピオンズリーグのバルセロナ戦でスタメンのピッチに立っていましたからね。

 そうやって、世界では当たり前のように自分の世代が活躍しているのを見ると......、しかもトップレベルで活躍しているのを目の当たりにするたびに、僕自身も『ここに長くとどまっているようではアカンな』って危機感が生まれるし、早く先に進みたいという思いにもなります」

――そうした危機感を踏まえ、ご自身の将来はどんなふうに描いていますか。

「まずは、PSVへの移籍、つまりオランダのトップクラスのチームへの移籍が目標です。ガンバにいたときも、PSVからは一度オファーをいただいていますが、こうしてオランダでプレーする中で2度目のオファーがきたら本物だと思うので。

 今はまず、その一員になることを目指していますが、最終的にはチャンピオンズリーグでベスト4に入れるクラスのチームに移籍したい。でもそのためには、フローニンゲンはもちろん、いく先々のチームで圧倒的な結果が必要だと思っているし、それができないようでは未来も拓けないと思っています」

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