岡崎慎司、2ゴールの次戦にスタメン落ち。
不可解な扱いへの心境は?

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 一方、不動のメンバーはFWジェイミー・バーディー、MFリヤド・マフレズ、MFヌディディ、守備陣のDFウェズ・モーガン、DFハリー・マグワイア、DFダニー・シンプソン、GKキャスパー・シュマイケルの7人。彼らは過密日程に入っても、全試合で先発起用されている。

 前節のサウサンプトン戦で休養を与えられたMFイボーラも9試合中8試合に先発。米国滞在中の夫人の出産に立ち会うため英国を離れていたDFクリスティアン・フックスはその間2試合を欠場したが、それでも5試合で先発中だ。就任当初はベンチスタートの多かったMFマーク・オルブライトンもポジションを奪い返し、直近7試合中6試合でスターティングメンバーに名を連ねている。

 そして、岡崎とポジションが重なるグレイは9試合中7試合に先発。消耗度の激しいセントラルMFを固定している采配を見ても、必ずしもローテーションだけが理由ではないだろう。

 岡崎が先発して勝利に貢献したトッテナム・ホットスパー戦(2-1)とサウサンプトン戦(4-1)は、レスターの今季ベストパフォーマンスとの呼び声が高い。主役級の活躍と貢献を見せながら、それに見合った扱いを岡崎は受けていない。

 それでも岡崎は、監督の起用法を謙虚に、そして前向きに受け止めていた。クリスタル・パレス戦後、次のように語った。

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